従業員はわずか100円で新鮮な野菜を使ったメニューを楽しめる「オフィスで野菜」。
健康面に配慮した福利厚生としてどんどん採用企業が増えていますが、もし仕入れた商品が売れ残ったらどうするのでしょうか？
野菜は生ものなので消費期限も長いわけではないですし、導入を考えている担当の方は気になる部分だと思います。
以下にわかりやすく解説していきますので、ご参考頂けますと幸いです。
「オフィスで野菜」は売れ残りが出たらどうする？
「オフィスで野菜」を導入すると、社員が手軽に新鮮な野菜を楽しめるようになりますが、売れ残りが出たときはどう処理すればいいのでしょうか？
その点について詳しく説明します。
残った商品は配達員が回収してくれる
「オフィスで野菜」では、売れ残りが出た場合、対応エリア内なら次回の配達時に配達員が残った商品を回収してくれます。
これにより、企業側は廃棄処分の手間を省くことができ、ゴミが増える心配もありません。オフィスでの食品ロスを防ぎつつ、無駄なくサービスを利用できるのは、大きなメリットです。
さらに、回収された売れ残りに関して追加料金は発生しません。これも企業にとってはありがたいポイントですよね。
特に、社員が自由に野菜を選べるサービスでは、どうしても売れ残りが出ることがありますが、定期的な回収があることで、安心して運用できるでしょう。
エリア外では、クール便を利用して商品が配送されるため、その場合、企業側で廃棄管理をしなければなりません。
導入を検討している方は、まず配達エリアの確認を行い、回収サービスが利用できるかを確認しておくことが大切です。
配達対象エリアのまとめ
「オフィスで野菜」の売れ残り商品を回収してもらえるのは、あくまで配達エリアに限られています。ここでは、この配達エリアの制限について詳しく説明します。
配達対象エリア
| 地域 | 対応エリア |
|---|---|
| 北海道 | 札幌市市街エリア |
| 東京都 | 品川区、渋谷区、千代田区、中央区、港区、新宿区、墨田区、江東区、北区、文京区、台東区、豊島区、 中野区、杉並区、板橋区 |
| 神奈川県 | 横浜市(港北区・神奈川区・⻄区・中区) |
| 大阪府 | 大阪市一部、豊中市一部、八尾市一部、寝屋川市一部 |
| 兵庫県 | 神戸市一部（三宮駅〜ポートアイランド周辺） |
| 福岡県 | 福岡市 |
| 沖縄県 | 那覇〜恩納村周辺 |
配達予定エリア（現時点では非対応）
| 地域 | 対応エリア |
|---|---|
| 宮城県 | 仙台駅周辺 |
| 埼玉県 | 大宮駅周辺、浦和駅周辺、東川口駅周辺、入間市一部 |
| 千葉県 | 野田市駅周辺 |
| 東京都 | 足立区、葛飾区、江戸川区、練馬区、大田区、荒川区、目黒区、世田谷区、国分寺市、武蔵野市、府中市 |
| 静岡県 | 静岡駅〜清水駅 |
| 愛知県 | 名古屋駅周辺 |
| 京都府 | 京都駅周辺 |
| 広島県 | 広島駅周辺 |
| 鹿児島県 | 都市部一部 |
| 熊本県 | 都市部一部 |
| 大分県 | 都市部一部 |
廃棄した場合の損失額シミュレーション
例えば「オフィスで野菜」を利用して、1週間あたり25個の商品を仕入れるとします。
1商品あたりの仕入れコストが400円の場合、1週間でかかる仕入れ費用は合計10,000円（400円×25個）です。
しかし、10個の商品が売れ残り、廃棄しなければならない場合、これら10個分のコストは回収できないため、4,000円が無駄になります。
さらに、この無駄なコストは毎週発生する可能性があり、1か月（4週間）で計算すると、16,000円（4,000円×4週間）のコストロスとなります。
このように、売れ残りを出すことで年間に換算すると192,000円（16,000円×12か月）もの無駄なコストが発生することになります。
これは小規模なオフィスにとっては結構な負担です。売れ残りを防ぐためには、従業員の需要を事前に調査し、仕入れ数量を適切にコントロールすることが重要です。
「オフィスで野菜」の売れ残りを防ぐ方法
「オフィスで野菜」を導入しても、売れ残りが多くなると無駄なコストが発生してしまいます。
ここでは、売れ残りを減らし、効率よく運用するための具体的な方法を紹介します。
社員の好みをアンケートなどでリサーチ
社員の好みを把握することは、売れ残りを防ぐための基本です。
オフィスで提供する野菜やフルーツ、惣菜などの選択肢は幅広いため、どのような商品が社員に人気かを事前にアンケートや簡単なヒアリングでリサーチすることが効果的です。
また、定期的にアンケートを実施することで、社員の好みが変わった際にも対応できます。
季節によって嗜好が変わることもあるため、タイミングを見て調査し、商品ラインナップを調整することが重要です。
社員の声を反映することで、満足度の向上とともに、売れ残りを減らすことが期待できます。
適度な入れ替えでマンネリ化を防ぐ
「オフィスで野菜」を長期間利用していると、同じ商品が並び続けることで社員が飽きてしまうことがあります。
これを防ぐためには、定期的に商品ラインナップを入れ替えることが大切です。
例えば、季節ごとの旬の野菜やフルーツを取り入れることで、社員は「今日はどんな新しい野菜があるのだろう？」と楽しみに感じることができ、利用意欲が高まります。
また、普段は並ばない商品や、少し特別感のある商品を月替わりで提供することも有効です。
特に限定商品や新商品の告知を事前に行うことで、社員の期待感を高め、自然と購入率を上げることができます。
さらに、商品が入れ替わることで、選択肢が増え、栄養のバランスも取りやすくなります。
入れ替えを工夫することで、サービス自体に新鮮さが生まれ、社員に飽きさせることなく長く利用してもらえるようになるでしょう。
消費期限の長い冷凍品を選ぶ（オフィスでごはん）
売れ残りを防ぐ方法として、消費期限の長い冷凍食品を選ぶことも非常に有効です。
「オフィスでごはん」プランでは、冷凍保存が可能な惣菜やおかずが豊富に揃っているため、賞味期限を気にすることなく、長期的に商品を保管できます。
例えば、社員の利用頻度が予想よりも低い時期や、急な欠勤が多くなるシーズンなどでも、冷凍食品なら廃棄するリスクを最小限に抑えられます。
また、冷凍食品は簡単に調理できるものが多く、ランチや残業時の軽食としても便利です。社員が忙しい時でも、すぐに食事が用意できる点も大きなメリットです。
チルド品などに比べて防腐剤が不要なぶん、添加物が意外と少ないのもメリットですね。
このように、冷凍品の活用は、費用対効果の高い運用方法としておすすめです。
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